劇場=初台:新国立劇場・小劇場
6/5(金)− 6/6(日)
評価:★★★★★(Excellent)6/6(土)夜所見
●作=宮本研
●演出=西川信廣
●出演=<賛助出演>井上倫宏(演劇集団円)、神野崇(文学座)、二木咲子(1期生)
演劇研修所第3期生 岸田茜、熊坂理恵、鈴木良苗、辻村優子、野村真理、吉田紗和子、渡邉樹里、宇高海渡、金成均、香原俊彦、竹田桂、長元洋、米川貴久、若菜大輔
■西川信廣の演出で無名の役者たちが時分の花を咲かせた
新国立劇場はあまり知られていないが、通常の公演活動の他に、演劇に関する情報提供を行う情報センター、そして未来の俳優を養成する研修所をもっている。その研修所で学んだ若者たちによる試演会が年間数回行われている。今回行われたのは、07年から学んでいる第三期生の最初の発表会である。
演出の西川は、この伝説的な新劇の名作を、ほこりまみれの過去のものとしてではなく、リアルな今の物語として舞台上に立ち上げ、若い無名の俳優たちに大輪の「時分の花」を咲かせることに成功した。
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