劇場=三鷹:三鷹市芸術文化センター 星のホール
10/8(木)−12(月・祝)
評価:★★★★(Very Good)10/10(土)昼所見
●作・演出=柴幸男
●音楽=三浦康嗣(□□□)
●ドラマトゥルク=野村政之
●出演=青木宏幸、大柿友哉(害獣芝居)、黒岩三佳(あひるなんちゃら)、斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)、永井秀樹(青年団)、中島佳子、端田新菜(青年団)、三浦俊輔
●美術=青木拓也
●照明=伊藤泰行
●音響=星野大輔
●舞台監督=佐藤恵
●宣伝美術=セキコウ
●当日運営=横内里穂
●制作=ZuQnZ
●製作総指揮=宮永琢生
●総合プロデューサー=平田オリザ
演劇ユニット「toi」や個人名義にて作品を発表してきた青年団演出部所属の柴幸男が、新しい上演団体として立ち上げた、”ままごと”の旗揚げ公演。
ワイルダーの『わが町』をモチーフとして、ひとりの少女が成長し年老いて行くまでを、柴流にラップを取り入れたせりふやダンス、NTTの時報をリミックスしたテクノサウンドで綴っていく、まるで詩のような作品。
ダンスの振り付けは、ときとしてマイム・マイムのようなものになるなど、ままごとからの連想としても今ひとつ洗練されていないのが気になったが、とはいえ気になったのはそれくらい。『わが町』の三幕に相当する、登場人物が日々の日常生活を振り返る場面からエピローグへといたるグルーブ感あふれるシーンは、すばらしい。
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