今年の芸術祭は大阪公演も対象に

 文化庁は芸術祭執行委員会を開き、今年度芸術祭をこれまでの東京都内での開催と各道府県持ち回りの公演に加えて、大阪市内でも行うことや、放送部門の12年ぶりの復活させることを決めた。


 大阪公演と放送部門の復活は一昨年、同庁の芸術祭懇談会が提言、今回初めて実施されるもの。大阪での公演は国立文楽劇場主催の邦楽公演などが既に決まっているほか、公募による一般参加がある。放送部門は昭和五十九年度まで実施されていたが、その後、年間を通した優秀作品を表彰する「作品賞」だけになっていた。
 今年度の芸術祭は10月1日から11月30日まで、演劇、音楽、舞踊、演芸の4部門の公演が東京、大阪と地方開催の岐阜県であるほか、テレビやラジオの参加作品の放送がある。

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