朝日新聞社と財団法人朝日新聞文化財団は、平成21年度の朝日賞を1日に発表、野田秀樹、座・高円寺を設計した建築家の伊東豊雄らが受賞となった。
朝日賞は1929年(昭和4年)に朝日新聞創刊50周年記念事業として創設され、毎年1月から12月までの業績を対象に学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげた個人または団体に贈られる賞。受賞者のなかには後年、ノーベル賞や文化勲章を受けた人も多い。
今年の受賞者には、”新しい現代演劇の開拓と海外交流の推進”に対して野田秀樹が選ばれたほか、昨年5月に開場した座・高円寺などの”現代建築における空間表現の可能性を広げた業績”で、建築家の伊東豊雄が選ばれている。
このほかの受賞者は、深谷賢治(京都大大学院理学研究科教授・シンプレクティック幾何学の研究に対して)、豊島近(東京大分子細胞生物学研究所教授・カルシウムポンプ作動機構の解明に対して)、諏訪元(東京大総合研究博物館教授・ラミダス猿人など初期人類の進化に関する研究に対して)。
なお、昨年まで朝日新聞社が実施していた、朝日舞台芸術賞は経済情勢の悪化などの理由から今年から休止することが昨年発表されている。
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