演劇博物館が川村毅の未出版初期作品リーディングを開催

 早稲田大学演劇博物館では、現在開催中の企画展「第三エロチカの時代 1980?2010解散記念展」の関連講座として、2月3日(木)18時半から川村毅の未出版初期作品リーディング公演を早稲田大学小野記念講堂で開催する。


 昨年秋、劇団の代表作『新宿八犬伝』の最新作『犬街の夜』を発表、創立30周年の節目に解散することになった劇団第三エロチカ。主宰の川村毅ら明治大学演劇研究会のメンバーを中心に1980年に設立された同劇団は、ダイナミックな舞台とロマンティシズムにあふれた川村の物語世界で、80年代の小劇場ブームで一躍注目を集めた。
 演劇博物館の企画展ではこうした第三エロチカの30年間の足跡を、舞台写真や小道具類を通して振り返っているが、今回のリーディングでは川村毅が、20?22歳のころに執筆した初期未出版戯曲3作のダイジェストをリーディングで上演。また、今は亡き深浦加奈子ら劇団初期のメンバーらによる舞台「世紀末ラブ―2008年のロミーシュナイダー―」の貴重なダイジェスト映像の上映も予定されている。
■リーディング戯曲
・「世紀末ラブ―ぼくとあたしのトルコ学講座―」(1980年)

・「爆弾横丁の人々」(1981年)

・「チャイルド・オンリー」(1982年)

■舞台映像(ダイジェスト)
・「世紀末ラブ―2008年のロミーシュナイダー―」(1982年)

●開催日時:2011年2月3日(木)18:30?20:00 (18:00開場)
●場所:早稲田大学小野記念講堂
●入場料:無料・事前予約不要(定員200名)
●お問い合わせ:演劇博物館事務所 03?5286?1829

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