ピーター・ブルック最新作『魔笛』、来年3月にさいたま芸術劇場、北九州芸術劇場、びわ湖ホールで上演

 昨年11月、ピーター・ブルックがかつて本拠地としたプッフ・デュ・ノール劇場で初演し、フランス最高の演劇賞モリエール賞(ミュージカル部門)を受賞した『魔笛』が、来年3月さいたま芸術劇場、北九州芸術劇場、びわ湖ホールで上演されることが決まった。


 20世紀を代表する演出家として、俳優の言葉と肉体によって、最小限の舞台装置だけの「なにもない空間」から豊穣な世界を作り出してきた”魔術師”ピーター・ブルック。1973年のロイヤルシェイクスピアカンパニー公演『真夏の夜の夢』以来、さまざまな話題作を日本でも上演しており、昨年もSPACの”ふじのくにせかい演劇祭”でも当初予定されていたピッポ・デルポーノカンパニーの代わりとして急きょ『WHY WHY』を上演している。
 来年3月に来日公演が行われる『魔笛』は、モーツァルト最晩年の代表作を、今までにない人間賛歌にあふれた音楽劇として再構成したもの。全編にわたりモーツァルトの音楽のスピリットがあふれ、ブルックの円熟味あふれる舞台は、フランス最高の演劇賞モリエール賞を受賞し、現在は世界各国を巡演中。今年7月にはリンカーン センター・フェスティバル(ニューヨーク)にも招聰され、絶賛を博している。
演出=ピーター・ブルック
音楽=ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
翻案=ピーター・ブルック、フランク・クラウチック、マリー=エレーヌ・エティエンヌ
ピアノ演奏=フランク・クラウチック、マタン・ポラト(ダブルキャスト)
出演
タミーノ: アントニオ・フィゲロワ、エイドリアン・ストローパー
パミーナ: アニエスカ・スラヴィンスカ、ジャンヌ・ジッフェル
夜の女王: レイラ・ベンハムザ、マリア・ベンディ=メラッド
パパゲーナ:ベツァベー・ハース、ディマ・バワブ
パパゲーノ:ヴィルジル・フラネ、トマ・ドリエ
ザラストロ:パトリック・ポレール、リュック・ベルタン=ユゴー
モノスタトス:ジャン=クリストフ・ボルン、ラファエル・ブレマール
(以上、ダブルキャスト)
俳優=ウイリアム・ナディラム、アブド・ウオロゲム
■埼玉公演
会場=彩の国さいたま芸術劇場大ホール
日程=2012年3月22日(木)〜25日(日)
料金=S席8,000円、A席5,000円、学生A席3,000円(全席指定・税込)
前売開始=2011年12月3日(土)
■北九州公演
会場=北九州芸術劇場中劇場
日程=2012年3月31日(土)・4月1日(日)
料金=一般6,000円、ユース3,000円(24歳以下/要身分証提示・枚数限定)
前売開始=2012年1月29日(日)
■びわ湖公演
会場=滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール中ホール
日程=2012年4月7日(土)・8日(日)
料金=S席7,000円、A席5,000円、青少年A席(25歳未満)3,500円(全席指定・税込)
前売開始=2011年12月3日(土)

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