セゾン文化財団、オーストラリア先住民をルーツにもつ新進ダンサーをAIRで招聘

Ngioka Bunda-Heath, Blood QuantumPhoto:Michael Jalaru Torres ニュース

セゾン文化財団は、オーストラリアでの先住民への抑圧の歴史を紐解き、今日の問題として問い直す作品を創作するダンス・アーティスト、ナヨカ・ブンダ・ヒースを招聘し、AIR(アーティスト・イン・レジデンス)として東京、北海道に滞在しながら日本とオーストラリアの先住民の文化芸術活動の創造的な対話をプログラムする。

また、今回はアイヌの伝統歌を歌う「マレウレウ」のメンバーで、国内外のフェスティバルで作品を発表するアーティストのマユンキキ、アートトランスレーターとして現代アートや舞台芸術の現場で活動する田村かのことがナヨカ・ブンダ・ヒースとともに東京、北海道に滞在。それぞれの土地を巡りながら、日本とオーストラリアの先住民の文化芸術活動の創造的な対話を行うという。

オーストラリアでの先住民への抑圧の歴史を紐解き、今日の問題として問い直す作品を創作

今回招聘するアーティストはオーストラリアのナヨカ・ブンダ・ヒース(Ngioka Bunda-Heath)。オーストラリアの先住民、Wakka Wakka、Nguigi(クイーンズランド)とBirrpai(ニュー・サウス・ウェールズ)のルーツをもつ彼女は、アボリジナル・センター・オブ・ザ・パフォーミング・アーツでディプロマを取得後、ビクトリア芸術大学でダンスを学び、卒業後はオーストラリアを代表するダンスカンパニー、バンガラ・ダンス・シアターの研修生として青少年教育プログラムの指導に関わり、現在、先住民のダンスカンパニー、チャンキー・ムーブのコーディネーターを務めている。

【事業概要】
セゾン・アーティスト・イン・レジデンス フッツクレイ・コニュニティ・アーツ交流事業
招へいアーティスト ナヨカ・ブンダ・ヒース Ngioka Bunda-Heath [オーストラリア]
同時滞在アーティスト マユンキキ Mayunkiki [日本]
コーディネーター 田村かのこ Kanoko Tamura [日本]
滞在期間 2023年8月15日(火)― 9月11日(月)
滞在場所 森下スタジオ(東京都江東区森下 3-5-6)
天神山アートスタジオ(北海道札幌市豊平区平岸 2 条 17 丁目 1−80)
主催 公益財団法人セゾン文化財団
助成 令和 5 年度文化庁「アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業」
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