インタビュー

瀬戸山美咲が語る『埒もなく汚れなく』

 今、演劇界が注目する女性劇作家・演出家のひとり、瀬戸山美咲がオフィスコットーネプロデュース『埒もなく汚れなく』を手掛ける。実際に起きた事件や実在の人物を取り上げた舞台を作ってきた瀬戸山の新作は、関西で活動した劇作家・大竹野正典の作品を劇中...
レビュー

今はもう失われた恋の物語 ──青☆組『海の五線譜』評 ── 柾木博行

 市井の人々が日々の暮らしの中で起こす心のさざ波を掬い上げるように活写する劇団青☆組。劇作家・演出家の吉田小夏が率いるこの劇団が、心の奥底にしまっていた記憶を呼び起こすような優れた舞台を作りあげた。
インタビュー

演出家クロード・レジが語るSPAC『室内』

 SPAC−静岡県舞台芸術センターはメーテルリンク作、クロード・レジ演出の『室内』を約1年ぶりに再演した。再演の稽古のため、来静した演出家クロード・レジにインタビューした。 クロード・レジは、1923年生まれで今年92歳というベテラン演出家...
インタビュー

演出家・森新太郎が語るイプセン『人民の敵』

 今、演劇界で引っ張りだこの演出家のひとり、森新太郎がオフィスコットーネ・プロデュース公演でイプセンの『人民の敵』を手掛ける。森にとっては、昨年春にBunkamuraシアターコクーンで上演した『幽霊』に続く2度目のイプセン作品だ。 演劇集団...
ニュース

SPACふじのくに⇔せかい演劇祭2015が開幕

 SPAC(静岡県舞台芸術センター)が主催する「ふじのくに⇔せかい演劇祭2015」が24日から始まった。 初日は演劇祭の主会場の静岡芸術劇場で開幕式が行われ、宮城聰芸術総監督、川勝平太静岡県知事らが出席した。 川勝知事は昨年の演劇祭で上演さ...
インタビュー

宮城聰が語るSPAC「ふじのくに せかい演劇祭2015」

今年もゴールデンウィークに開催されることとなったSPACの「ふじのくにせかい演劇祭」。今年は、「さっ、出かけましょ! 空気を読まなくていい世界へ。」というキャッチコピーのもと、6カ国から9作品が揃った。注目の宮城聰芸術総監督の演出作品は、ナ...
インタビュー

主演・市毛良枝× 演出・田村孝裕が語る『漂白』

モダンスイマーズの蓬莱竜太、そしてONEOR8の田村孝裕という今や演劇界の売れっ子二人がタッグを組み、主演に市毛良枝を迎えて上演されるのがオフィスコットーネのプロデュース公演『漂白』だ。
インタビュー

流山児★事務所の豊島区テラヤマプロジェクト完結編、ミュージカル 『青ひげ公の城』を上演

フェスティバル/トーキョーの連携プログラムとして一昨年から続いてきた流山児★事務所の豊島区テラヤマプロジェクト。『地球☆空洞説』『無頼漢』と続いてきたシリーズだが、今年は3作目にして完結編となるミュージカル『青ひげ公の城』を上演する。10月...
インタビュー

三浦基が語る地点のシェイクスピア『コリオレイナス』

ユニークな演技スタイル、独自の作品解釈で、チェーホフから太宰治まで様々な作品を手がけている京都の劇団地点が、シェイクスピアの『コリオレイナス』で、あうるすぽっとのシェイクスピアフェスティバルに参加する。一昨年、ロンドンオリンピックの文化関連...
インタビュー

注目の劇団チョコレートケーキの演出家、日澤雄介が挑む大竹野正典の『密会』

今、演劇界で注目を集めている存在といえば劇団チョコレートケーキだろう。ともに俳優でもある作家・古川健と演出家・日澤雄介が作る舞台は、歴史の転換点となった事件を描くことで、今、大きな曲がり角に立つ日本をどうすべきなのか、観客に考えさせる。そん...